喜劇の王様チャールズ・チャップリンは、「人生に必要なものは、勇気と想像力、そして少しのお金」という言葉を残しています。
人生においては、お金はすべてではありませんが、生きていくのに必要不可欠だということはもはや説明もいらないでしょう。
ところが、人生を左右するお金であるのに、日本ではお金のことばかり考えるのは品性に欠けるととらえる風潮があります。
とりわけ資産運用などの、アメリカでは当たり前であるマネーの教育についても日本はとことん消極的です。
また、ライフモデルも「大学を卒業して、就活をして、就職して、定年まで働いて、年金で暮らす」とマニュアル化しているので、お金をどうやったら自由に稼げるのか、得られるのか、発想や手段にバリエーションがありません。
お金の後ろには、いろいろな言葉がくっつきます。お金を稼ぐ、お金をもらう、お金を借りる、お金を増やすなど。
お金のことをしっかりと考え、収入を増やし、支出を切り詰め、お金を増やすのは、人生を充実させ、豊かさを享受するための条件であるともいえます。
意識しておきたい言葉「まかぬ種は生えぬ」
お金を稼ぐにも、お金をもらうにも、お金を借りるにも、お金を増やすにも、頭で考えているだけでは、何も得られません。
「利」や「得」を得るためには、行動を起こさなければなりません。
例えば、資産運用では「時間」が必要になります。種が芽を出して、成長するにはそれなりの時間がかかるので、種は早めにまかなければなりません。
まかぬ種は生えぬ(Nothing comes of nothing)、お金と付き合うときには、つねに意識しておきたい言葉です。