電話の違いによるクレジットカード審査への影響はこれ

電話の違いによるクレジットカード審査への影響はこれ クレジットカード

審査では顧客と連絡の取れる電話番号は重要です

クレジットカード審査では、クレジットカード申込書に申込者本人との連絡用に電話番号を記入する箇所があります。

これは、クレジットカード会社としては審査に通った自社顧客に万が一支払いの延滞があった場合にはすぐに顧客に連絡して今後の支払いについて確認する必要があるため、顧客との連絡用に電話番号は必須になります。

もっとも、この電話番号は自社データベース及び個人信用情報機関の信用情報に登録されている電話番号との一致による本人確認の材料としての側面もあります。

それはともかく、延滞した顧客と連絡が取れなかった場合には、顧客の未払金が不良債権として残ってしまいますので、クレジットカード会社としてはいつでも顧客と連絡が取れるような体制を取っておく必要があることは当たり前と言えます。

そしてもう一つ、クレジットカード審査申込書に電話番号の記入が必須の理由として、審査申込自体が本当に申込者本人からのものなのか?を確認するためにあります。

これは、申込者本人以外の第三者からの申込を防止するためにあり、第三者からの申込の場合において万が一クレジットカードが発行されれば、その後カード利用代金が支払われない可能性が高くなるため、申込者本人の意思で申込が行われたのか?を確認する必要があるのです。

ですので、審査においてこの電話番号はとても重要な意味を持っているのですが、クレジットカード審査申込書に記入する電話の種類はどれが良いのか?について良く分からないという人がいるようなので、今回の記事で解説します。

電話の種類は複数あります

一言で電話と言っても、固定電話から携帯電話、さらには近年のインターネットの普及によるIP電話など、いくつかの種類がありそれぞれに長所や短所があります。

そのため、カード審査では電話の種類によって微妙に有利不利が出てくる可能性があるのです。

そこで、ここでは審査における有利不利の前に、電話の種類別の長所や短所について解説していきます。

固定電話

  • 概要

    固定電話は昔からある一般的な電話になります。固定という名称からも分かるように自宅または会社に備え付けの電話になります。

    そして、電話番号の先頭から2~4桁は各都道府県または市町村ごとに決まっているのが特徴になります。

  • 長所

    固定電話なので、簡単に移動する事が難しいため、クレジットカード審査では有利になる可能性があります。

  • 短所

    固定電話を導入するにあたっては、多少なりとも費用が掛かるため、最近では自宅に固定電話を置いていない方が増えてきています。

    もっとも、次に解説する近年の携帯電話の普及によって、携帯電話の利用者が大幅に増えているのも固定電話減少の要因と思われます。

携帯電話

  • 概要

    今から約30年ほど前に誕生した移動式の電話になります。

    当時はかなり大型の電話機でしたが最近ではかなりコンパクトになっており、ここ数年で急速にシェアを伸ばしてきています。

    そして、電話番号は先頭から3桁が090、080、070で始まる番号となっています。

    ただ、このまま携帯電話が普及し続ければ別途新しい3桁の番号が振り分けられると思われます。

  • 長所

    携帯という名称からも分かるようにどこへでも気軽に持っていく事が可能です。

    また、契約自体も30分程度あれば可能なため手軽に契約する事が可能です。

  • 短所

    携帯電話本体を分割払いで契約する際に審査があり、信用情報に何かしらのネガティブ情報が登録されていると審査に通らないケースがあります。

    また、携帯電話本体の分割払いを延滞するとその情報が信用情報に登録されるため、今後のクレジットカード審査で不利になります。

    逆に毎月きちんと支払えば良好なクレジットヒストリーがたまります。

    それと、手軽に持ち運べるため本人の所在確認が難しいという理由から以前は固定電話に比べて審査では不利とされてきましたが、近年の携帯電話の普及によって電話が携帯電話だからという理由で審査に落ちる事は少なくなっています。

ip電話

  • 概要

    このip電話ですが、近年のインターネットの普及によって新たに導入された新しい電話になります。

    インターネットの普及に伴い、インターネットを利用する人が増えたため、インターネット接続業者=プロバイダ(OCNやBIGLOBEなど)が提供している電話サービスの事ですね。

    そして、電話番号は先頭3桁が050で始まる番号となっています。

  • 長所

    インターネットを使っていれば誰でも気軽に使う事が可能です。(オプション料金が必要)

  • 短所

    プロバイダを変更すれば電話番号が変わるため、信頼度という点においては固定電話よりも劣ります。

カード審査ではどの電話が有利になるのでしょうか?

クレジットカード審査においては、先程説明した3種類の電話の中では固定電話>携帯電話>ip電話と、固定電話が一番信頼度が高くなっています。

しかし、近年の携帯電話やインターネットの普及により、昔ほど固定電話のアドバンテージは少なくなっているのが現状です。

とは言え、一部ステータスの高いクレジットカードにおいては、固定電話のみOKで携帯電話不可というカードもありますので、審査に申し込む際には事前に申込条件を確認した方が良いと思います。

もっとも、ステータスの高いカードはその審査基準も一般のそれよりも高くなっているため、簡単に電話番号の変更が可能な携帯電話のみだと、信用という面においては不利にならざるを得ません。

クレジットカード会社では本人確認が必要なため、簡単に移動する事が出来ない固定電話が有利となっています。

タイトルとURLをコピーしました