自己破産申請中がカード審査に与える影響はこれ

自己破産申請中がカード審査に与える影響はこれ クレジットカード

自己破産は債務整理の最終的な手段になります

現在、クレジットカードを1枚もしくは2枚程度持っている人であれば、今後多重債務になる可能性は低いと思いますが、これが5枚や6枚以上になるととたんに多重債務=自己破産や任意整理などの債務整理になる可能性が高くなります。

もっとも、きちんとカード管理が出来ていればの話ですが、少しお金が足りなくなってくると持っているカードから借入、またお金が足りなくなると借入という感じで、気が付くと多重債務になっていたという事は良くある話です。

ですので、クレジットカード審査への申し込みを行う場合には、本当にこのカードが必要なのか?について真剣に検討する必要があり、必要以上にカードを持たないという事も重要になってきます。

少し話が逸れましたが、クレジットカードや各種ローンの使い過ぎによって多重債務=自己破産をしてしまう人がいます。

もっとも、借りたお金はきちんと返す必要があるため、借り入れる際には今後の返済計画をしっかりと立てておく必要があります。

ただ、人生何が起こるのか?については誰にも分からず、この返済計画が途中で頓挫してしまう可能性もゼロではないため、債務超過になる可能性もゼロではありません。

しかし、現在のクレジットカード社会では日常生活においてもクレジットカードが1枚あればかなり快適に過ごす事が可能となっていますので、自己破産を申請しても日常生活を快適に過ごすためにもクレジットカードを保有したいと考えるのかも知れません。

そこで、今回の記事では自己破産申請中のクレジットカード審査について解説します。

自己破産申請は信用情報に登録されます

この自己破産は複数ある債務整理方法の中の1つになっており、裁判所に自己破産の申請をするとその情報が現在債務を抱えている各金融会社へ知れ渡る事になるため、自己破産申請の事実が個人信用情報機関の信用情報に登録される事になります。

もっとも、自己破産申請中という事は、現在多重債務でどうにもならない状況という事がすぐに分かりますので、その事実を信用情報に登録する事は新たな借入を阻止=金融会社の新たな貸し倒れを防ぐという意味においては当然だと思われます。

信用情報に登録されるため審査に通らない可能性が高いです

自己破産申請の事実が信用情報に登録されるという事は、クレジットカード審査に際に信用情報を照会すればすぐにその事実が判明します。

そして、自己破産申請中の事実が判明した場合には当然ですが審査に落通らない可能性が非常に高いと言わざるを得ません。

この自己破産は債務整理の中でも全ての債務が帳消しになる、いわば最終手段になるため、普通に考えてもこの状態で審査に通るとは思えません。

ですので、自己破産申請中に審査への申し込みを行っても無駄に終わる可能性が高いためやめた方が良いです。

自己破産申請中のカード審査申込は免責不許可事由になる可能性あり

現在多重債務に陥ってしまい今後の返済が不可能になり最終手段として自己破産を選択する方がいると思いますが、実は自己破産では申請するだけでは自己破産が認められ全ての債務が無くなるという訳ではありません。

この自己破産では、まず裁判所に自己破産の申請を行い各種審査を経て免責にならない限り自己破産が認められる事はないのです。

という事は、自己破産を申請して債務全額の返済を免除してもらうためには裁判所から免責決定の通知を貰う必要がありますが、この自己破産には免責不許可事由といって免責許可の決定を出す事が出来ない事項があるのです。

そして、この免責不許可事由の中に自己破産すると分かっていながら新たに借金を行う行為というものがあります。

そして、自己破産申請中にも関わらず新たにクレジットカードを作るという行為が、この自己破産免責不許可事由に抵触する可能性があるのです。

ただ、クレジットカードを作ったとしても利用しなければ、債務の負担が無くカード会社にも特に影響はありませんので免責不許可事由になる可能性は低いと思われます。

しかし、カードを作ってからさらに利用までしてしまうと、すでに支払い不能な状態にも関わらずカード会社に立替払いをさせる結果となるため免責不許可事由に当たる可能性が高くなってしまいます。

もっとも、このクレジットカード審査への申込を行い実際にカードを使う行為=新たな借金を行う行為とみられても仕方がありません。

ですので、現在自己破産申請中の人はほぼ間違いなく審査に通らない可能性が高く、またその利用は免責不許可事由になる可能性があるため審査への申込は辞めておいた方が良いです。

悩みに悩んだ末に自己破産の申し立てを行ったにも関わらず結果免責不許可になってしまったら、その後も債務が残ったままになり苦しい生活が続くことになってしまいます。

申請中のカード利用も免責不許可事由になる可能性があります

基本的に、裁判所に自己破産の申請を行うと、その事実が債権を保有している各金融会社へ通知されるため、この時点でクレジットカードや各種金融商品の利用が停止されます。

ただ、金融会社によっては社内手続きの関係上、通知があってからしばらく利用停止にならない可能性があります。

そして、利用停止になっていないカードを申請中に使ってしまうと、先程も解説しましたが支払い不能な状態にも関わらずカード会社に立替払いをさせる結果となるため、これが免責不許可事由になる可能性が高くなります。

ですので、自己破産の申請を行った後は、仮にカードや各種金融商品の利用が可能であったとしても、それは利用せずにおとなしくする事が必要です。

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