審査に通らない人は事前対策が必要です
クレジットカード審査の中身は、カード会社の審査担当者以外にはほとんど知られる事が無いほどブラックボックスに包まれています。
このため、審査に通るか通らないかは実際に申込を行ってみないと分かりません。
そして、審査に通らなかった人は、そのまま別の審査へ申し込んだとしても通らない可能性があるため、まずは審査前の事前対策をしっかりと行ってから再度審査への申込を行った方が良いです。
もっとも、誰でも事前に審査結果を100%予測する事は不可能になっているので、当然ですが審査に申し込んだ人の中には審査で落ちる人もいます。というか、審査に申し込んだ人全員が合格したら審査そのものが不要のような気がしますので通る人がいれば落ちる人がいるのも当然と言えます。
そこで、審査前の事前対策ですが、いくつかやるべき事がありますので今回の記事で解説します。
審査に通らないのには必ず原因がありますので、審査前にはその原因を解決しておく必要があるのです。
審査に通らない理由を解消する必要があります
狙いを定めて申し込んだクレジットカード審査に通らなかった場合、結構落ち込むかもしれませんが、落ち込んでばかりいては何も解決する事は出来ないため、何故審査に落ちたのか?その原因を突き止める必要があります。
もっとも、審査に通らない理由の詳細については、直接クレジットカード会社の審査担当者に聞く以外分かりませんが、審査担当者が理由を教えてくれるはずがありません。
そこで、私たちはありとあらゆる情報を駆使しながらその理由=原因を突き止めて解消すれば、今後の審査へは万全の状態で申し込む事が可能になるのです。とは言っても、審査には100%が無いため、事前対策をしても通らない可能性はありますが、対策をしない場合と比べればその可能性はかなり低くなります。
審査前の事前対策はこちら
そこで、ここからはクレジットカード審査に通らなかった人がやらなければいけない事前対策について解説しますね。
自分の属性が一定の審査基準にあるか確認する
各クレジットカード会社では、自社で獲得したい顧客層向けに自社独自の審査基準を設定しており、私たち利用者はこの審査基準を満たしてこそ初めて目的のカードを持つ事が可能になります。
ただ、カード会社独自の審査基準の詳細については、一切世間に公開される事はありません。
ただ、そうは言ってもこの審査基準には一般的なクレジットカードであれば当てはまる一定の基準があるのです。
ですので、審査に通らない人がまず第一に行わなければならない事は、自分の属性が一定の審査基準を満たしているのか?の確認になります。
これは、自分の属性になりますので、居住年数や勤務形態、勤続年数や年収などの各項目と、クレジットカード審査基準を比較して、それぞれの項目が基準以上であればこれから解説するほかの情報に原因がある可能性が高くなります。
逆に、何かしらの項目が審査基準を満たしていなければ、それが審査に通らない理由になっている可能性がありますので、まずはその項目を基準以上にする必要があります。そして、基準以上になったら改めて審査への申込を行った方が良いです。
多重申込をしていないか?確認する
先程解説した一定の審査基準と自分の属性を照らし合わせた結果、特に問題が見つからなかった、しかし審査には通らなかったという人は、短期間で複数の審査申込が無かったのか?を確認して下さい。
これは、短期間(信用情報に申込情報が登録されている6ヶ月間)で複数の審査申込があると、カード会社から日常生活において何かしらの問題があり急いでクレジットカードを作る必要があると判断される可能性があるためです。
また、信用情報に申込情報のみが残っていると、カード会社では他社の審査に通らなかったのは何かしらの問題があった可能性が高く、そういった申込者は余程の事が無い限り自社顧客として迎い入れる事は難しいと判断され、結果審査に通らなくなってしまいます。
ですので、いくら急いでクレジットカードが欲しいと思ったとしても、この多重申込は控えて下さい。審査に通らなかった際には、少し間を空ける事も必要になります。
信用情報の開示請求を行う
自分の属性が一定の審査基準以上で、なおかつ多重申込も行っていないとなると、審査に通らない理由は個人信用情報機関の信用情報に何かしらの問題が登録されているからかも知れません。
一般的に、審査では申込者の属性情報と信用情報に登録されている内容を元に行われるため、属性に問題が無ければ信用情報に問題がある事は明白です。
ただ、信用情報の中身は個人信用情報機関へ信用情報開示請求を行わないと確認する事が出来ませんので、審査に通らない、または審査が不安だという人は、審査申込前に信用情報の開示請求を行って下さい。
そして、信用情報に何らかの金融事故情報が登録されていた場合には、この事故情報が審査に通らない理由となっている可能性が高いため、信用情報から事故情報が削除(登録後5年程度)されてから審査への申込を行う必要があります。
ちなみに、場合によっては5年以下でも事故情報が削除されていたり、逆に5年が経過しているにも関わらず事故情報が削除されていないケースもあるため、審査に通らない人はこの開示請求が必須になります。